お役立ちコラム

MEO対策のSTEP2

作成者: Koji Kubota|Jan 15, 2025 4:33:46 AM

目次
1 MEO(Map Engine Optimization)対策とは
2 なぜMEO対策をするべきなのか
3 MEO対策のSTEP2とは?
   3-1 MEO対策のSTEP1とSTEP2の比較
   3-2 MEO対策のSTEP2の重要性
4 具体的なMEO対策のSTEP2の6要素
   4-1 Googleビジネスプロフィール(GBP)にリンクしている店舗ページのSEO対策状況 
   4-2 口コミの件数と評点の高さ
   4-3 被リンク
   4-4 消費者のアクションの実績
   4-5 サイテーション対応状況
   4-6 検索者からの距離
5 まとめ

1. MEO(Map Engine Optimization)対策とは

MEOとは、「Map Engine Optimization(地図検索エンジン最適化)」の略で、特にGoogleマップなどの地図サービスでのビジネスの視認性を高めるための手法を指します。簡単に言えば、「お客さんが『近くのラーメン屋』や『〇〇地域の美容室』と検索したときに自分のお店が一番最初に表示されるようにする集客戦略」です。

 

2. なぜMEO対策をするべきなのか

前記事で述べたように、MEO対策が必要な理由は、スマートフォンの普及と地図サービスの精度向上により、外出先で「近くの〇〇」と検索するユーザーが増えているからです。特に飲食店においては、2022年8月の消費者調査で、消費者がグルメサイトよりもGoogleマップの検索結果を重視する傾向が明らかになりました。つまり、Googleマップで上位に表示されることが、お客さんを呼び込むために非常に重要になっています。また、MEOは地図上での検索に特化しているため、位置情報を基にした検索が主となります。このため、通常のウェブサイトのSEO(検索エンジン最適化)とは異なるアプローチが求められます。店舗や拠点ビジネスを運営している企業は、MEOに特化した対策を行うことで地域のお客さんにアピールしやすくなり、集客につながるのです。

3. MEO対策のSTEP2とは?

3-1 MEO対策のSTEP1とSTEP2の比較

STEP1はGoogleビジネスプロフィール(GBP)に登録するだけで比較的簡単かつ短期間で対策可能で多くの企業がこの対策をしているのに対し、STEP2は継続的な取り組みと高度な戦略が必要なため難易度が高く、中長期的な期間を要します。そのため、MEO対策のSTEP2を実施している企業は多くなくこの対策をすることで競合との差別化が可能です。

3-2 MEO対策のSTEP2の重要性

ここで、STEP2の重要性について説明したいと思います。MEO対策のSTEP2が必要な理由は、基本的な情報登録だけでは十分な効果が得られないからです。STEP1でGoogleビジネスプロフィールに基本情報を登録した後、STEP2ではさらに詳細な最適化を行います。この段階では、競合との差別化が図れるため、多くの企業がSTEP1までしか行っていない中で、STEP2を実施することで上位表示される可能性が高まります。また、口コミへの返信や質の高い写真の投稿などを通じて、ユーザーとの信頼関係を築くことも重要です。さらに、カテゴリ設定の最適化や投稿機能の活用によって、検索結果でより目立つ施策を行うことができます。STEP2では、パフォーマンス機能を使って効果を分析し、常に改善を続けることで長期的な成果につながります。つまり、STEP2は単なる情報登録を超えて、お店の魅力を最大限に引き出し、より多くのお客さんに見つけてもらうための重要なステップなのです。

4. 具体的なMEO対策のSTEP2の6要素

4-1 Googleビジネスプロフィール(GBP)にリンクしている店舗ページのSEO対策状況

Googleビジネスプロフィール(GBP)、Googleビジネスプロフィール(GBP)については以下の通りです。

Googleビジネスプロフィール(GBP)
・Googleビジネスプロフィール(GBP)は、無料で提供されるツールで、GBPに情報を登録することであなたのお店や会社の情報をGoogle検索やGoogleマップに表示させることができます。これにより、店舗名、住所、営業時間などの基本情報を管理し、写真や投稿を通じてお客様とのコミュニケーションを図ることができるため、地域のお客様に見つけてもらいやすくなります。

SEO対策
・SEO対策とは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の略で、Googleなどの検索エンジンで自社のWebサイトの上位表示や露出を増やし、検索結果からのユーザー流入を増大させる施策のことです。

この要素における対策方法は以下のようになっています。

・充実したコンテンツ作り
店舗ページには、地域や店舗に関する情報を豊富に盛り込みましょう。これにより、潜在顧客が必要な情報を見つけやすくなり、来店につながりやすくなります。
・ユーザーの導線整備
検索から店舗ページ、そして実際の来店までの流れをスムーズにすることが大切です。ユーザーが求める情報にすぐにたどり着けるよう、ページ構成を工夫しましょう。
・情報の一貫性
Googleビジネスプロフィール(GBP)と店舗ページの情報(特に住所)が完全に一致していることを確認しましょう。スペースや半角・全角の違いもGoogleは別物と判断するので注意が必要です。
・モバイルフレンドリーなデザイン
モバイルフレンドリーなデザインとは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でウェブサイトを快適に閲覧できるように最適化されたデザインのことを指します。スマートフォンでも見やすく使いやすいウェブサイトデザインを採用しましょう。これは、Googleの検索順位にも影響を与える重要な要素です。

4-2 口コミの件数と評点の高さ


口コミの件数と評点の高さは、MEO対策のSTEP2において非常に重要な要素です。先ほど述べた通り、最近の消費者動向を見ると、飲食店選びの際にGoogleマップの口コミ情報を最も重視する傾向が強まっています。

口コミに関して、以下の3点が特に重要となっています。
1.口コミの新鮮さ:最近の口コミがあるかどうかが重要です。
2.口コミの件数:多ければ多いほどよいでしょう。
3.評点の高さ:高評価はユーザーの信用度の証明になります。

これらの要素は潜在顧客の店舗選びに大きな影響を与えます。そのため、以下の施策を行うことが効果的です。
・来店客に積極的に口コミを依頼する
・口コミに対して迅速かつ丁寧に返信する
・ネガティブな口コミには改善策を提示する
・定期的に口コミの内容を分析してサービス改善に活かす

4-3 被リンク


被リンクとは、他のウェブサイトから自社サイトへのリンクのことです。例えば、有名人のブログで「このお店がおすすめ」と紹介され、リンクが貼られるようなケースです。
被リンクの効果は以下の通りです。
・検索順位の向上:Googleは被リンクを「他サイトからの信頼の証」と見なします。

・サイトの信頼性向上:特に評価の高いサイトからの被リンクは、サイト全体の信頼性を高めます。

・トラフィックの増加:トラフィックとは、ウェブサイトに訪れる人の数やサイト上でのユーザーの行動のことを指します。これが増加することで被リンク元のサイトから直接的な流入が期待できます。

・ドメインパワーの向上:ドメインパワーとは、ウェブサイトの「力」や「信頼性」を表す指標です。検索エンジン(GoogleやBingなど)がサイトをどれくらい信頼しているかを示します。良質な被リンクが増えると、サイト全体の評価が上がります。

ただし、被リンクは直接的に対策することが難しい要素です。したがって、以下のようなアプローチが効果的です。

・質の高いコンテンツの作成:他サイトから自然にリンクされるような価値あるコンテンツを作成する。

・プレスリリース活用:ニュース性のある情報を発信してメディアに取り上げられるチャンスを作る。

4-4 消費者のアクションの実績


消費者のアクションの実績は、Googleビジネスプロフィール(GBP)上で消費者が取る具体的な行動を指します。主なアクションには以下のものがあります。

・注文
・予約
・電話
・ウェブサイトへのアクセス
・ルート検索
・情報の共有

これらのアクションが多く記録されているほど、Googleはそのビジネスを「活性化している」「需要がある」と判断し、検索結果での表示順位を向上させる傾向があります。消費者のアクションを増やすためには、以下の施策が効果的です。

・Googleビジネスプロフィール(GBP)の情報を最新かつ魅力的に保つ
・予約や注文機能を積極的に活用する
・ウェブサイトへの誘導を促す魅力的なコンテンツを用意する
・電話番号をわかりやすく表示する
・正確な位置情報を提供してルート検索を簡単にする

これらの施策を実施することで、消費者のアクションが増え結果としてGoogleでの評価が向上してより多くの潜在顧客にリーチできるチャンスが増えるでしょう。

4-5 サイテーション対応状況


サイテーションとは、Googleビジネスプロフィール(GBP)以外の主要なメディア(Bing、instagram、facebook等)やウェブサイトに掲載されている、ビジネスの基本情報のことを指します。
具体的には以下の要素が含まれています。
・店舗名
・住所
・電話番号
・ウェブサイトURL
これらの情報が、Googleビジネスプロフィール(GBP)以外の様々なサイトで一貫して掲載されていることが重要です。なぜなら、Googleはこの一貫性を「信頼できる情報」の証として評価するからです。

サイテーションを対応させることによって期待できる効果
・ビジネスの信頼性向上:複数のサイトで同じ情報が確認できることで、Googleはその情報を信頼します。
・ローカル検索順位の改善:信頼性の高い情報は、ローカル検索結果(ユーザーが特定の地域や場所に関連するキーワードを使って検索した際やそのユーザーの位置情報をもとに、その地域に適した情報を表示する仕組み)でより上位に表示されやすくなります。
・オンライン上の存在感強化:様々なサイトに情報が掲載されることで、潜在顧客がビジネスを見つける機会が増えます。

4-6 検索者からの距離


検索者からの距離は、ローカル検索結果において非常に重要な要素です。例えば、あなたが「ラーメン」と検索すると、現在地から近いラーメン店が優先的に表示されます。

この要素は直接的な対策は困難ですが、Googleビジネスプロフィール(GBP)に正確な位置情報を登録することや地域に特化したコンテンツを作成するなどの対策をすることで総合的な評価を高めて検索結果での表示順位向上を目指すことができます。

5. まとめ

MEO対策のSTEP2は、現代の店舗・拠点ビジネスにおいて非常に重要な要素となっています。STEP1の基本的な情報登録だけでは不十分であり、STEP2の詳細な最適化が競合との差別化につながります。STEP2の要素を継続的に改善することで、Googleマップでの上位表示が期待でき、新規顧客の獲得や売上向上につながる可能性が高まります。しかし、STEP2を軽視したり、効果の薄い施策に時間を費やしたりすると、競合に評価を抜かれ、Google経由での新規顧客獲得の機会を失う可能性があります。正しい知識と効率的な施策を組み合わせ、長期的な視点でMEO対策のSTEP2に取り組んで行きましょう。

6. ご相談はいつでもどうぞ

当社では大手企業様から中堅中小企業様まで幅広くMEO対策をご支援させていただいております。ツールの導入・運用サポート、登録データの作成・更新サポートまで含めてワンストップでのご対応が可能ですので、いつでもお気軽にご相談ください。