お役立ちコラム

Salesforce導入の課題10選と解決策|失敗しないためのポイント

作成者: Koji Kubota|Feb 25, 2025 7:07:50 AM

目次
1. はじめに
2. 目的と目標の明確化
3. システムの選定とカスタマイズ範囲
4. 導入コストとROI(投資利益率)
5. 現場での運用負担と活用の定着
6. 他システムとの連携
7. データ移行と品質管理
8. スケジュールの遅延
9. セキュリティとデータ保護
10. カスタマーサポートとパートナー選定
11. 長期運用計画
12. まとめ

1. はじめに

Salesforceの導入は、企業のビジネスプロセスを大きく改善する可能性を秘めていますが、同時に多くの課題も伴います。ここでは、Salesforce導入時によく直面する10の悩みとその解決策を紹介します。

2. 目的と目標の明確化

多くの企業が、明確な目的や目標を設定せずにSalesforceを導入しています。これは、投資効果を最大化する上で大きな障害となります。

よくある失敗事例:
「売上UP」という漠然とした目標のみで導入し、具体的なKPIを設定しない。

目標が抽象的すぎると、現場レベルでの行動指針が不明確になります。例えば、「新規顧客獲得数を20%増加させる」といった具体的な数値目標がないため、Salesforceの活用方法が曖昧になり、結果として効果測定ができない状況に陥ります。

解決策

・具体的かつ測定可能な目標を設定する(例:営業生産性を20%向上させる)
・短期・中期・長期の目標を分けて設定する
・全社的な合意を得るためのワークショップを開催する

3. システムの選定とカスタマイズ範囲

Salesforceには多くのエディションやアドオンがあり、どの機能を選択し、どこまでカスタマイズするかの判断に悩むケースが多いです。

よくある失敗事例:
標準機能を活用せず、過剰なカスタマイズを行う。

例えば、日報機能を標準の活動機能ではなく、カスタム開発してしまうケースがあります。これにより、データの活用が困難になり、本来の機能の利点を失ってしまいます。


解決策

・現在の業務プロセスを詳細に分析し、必要な機能を洗い出す
・段階的な導入計画を立て、コアとなる機能から始める
・Salesforceのパートナー企業に相談し、最適なソリューションを選定する

4. 導入コストとROI(投資利益率)

Salesforceの導入には相応のコストがかかります。その投資に見合うリターンが得られるか不安を感じる企業も多いでしょう。

よくある失敗事例:
コストが高すぎて、期待したROIが得られない。

初期導入コストだけでなく、継続的な運用コストやカスタマイズコストを見落とすケースが多いです。結果として、予算オーバーや期待したROIが得られず、プロジェクトの中断につながることがあります。

解決策

・詳細なコスト分析とROI予測を行う
・段階的な導入により、初期投資を抑える
・成功事例を参考に、自社での効果予測を立てる

5. 現場での運用負担と活用の定着

新しいシステムの導入は、現場の従業員に追加の負担をかける可能性があります。また、活用が定着しないリスクもあります。

よくある失敗事例:
ユーザーの理解が不足し、システムが十分に活用されない。

トレーニングが不十分だったり、現場のメリットが明確でないため、従来の方法(Excelや紙ベース)との二重管理が発生し、業務負荷が増加してしまうケースがあります。

解決策

・ユーザーフレンドリーなインターフェースを設計する
・段階的なトレーニングプログラムを実施する
・活用度合いをKPIとして設定し、定期的にモニタリングする

6. 他システムとの連携

既存のシステムとSalesforceをどのように連携させるかは、多くの企業にとって大きな課題です。

よくある失敗事例:
既存システムとの統合が困難で、プロジェクトが停滞する。


データ移行の課題や互換性の問題により、予定外の開発コストが発生したり、連携が不完全なまま運用を開始してしまい、データの不整合が生じるケースがあります。

解決策

・連携が必要なシステムを洗い出し、優先順位をつける
・APIを活用した効率的な連携方法を検討する
・必要に応じて、専門のインテグレーションツールを活用する

7. データ移行と品質管理

既存データの移行と、その品質管理は多くの企業が苦心するポイントです。

よくある失敗事例:
データの質が低く、システムの効果が発揮されない。

重複レコードや古い情報、一貫性のないデータ入力により、CRMシステム全体の機能不全に陥る可能性があります。これにより、正確な顧客分析や効果的なマーケティング施策の実施が困難になります。


解決策

・データクレンジングを徹底的に行う
・段階的なデータ移行計画を立てる
・データガバナンスポリシーを策定し、継続的な品質管理を行う

8. スケジュールの遅延

大規模なシステム導入プロジェクトでは、スケジュールの遅延がつきものです。

よくある失敗事例:
不十分な計画により、納期の遅れや予算超過が発生する。


急いで導入しようとするあまり、要件定義や設計が不十分なまま開発に着手し、後から大幅な修正が必要になるケースがあります。これにより、プロジェクト全体の遅延や予算超過が発生します。

解決策

・現実的なスケジュールを立てる(余裕を持たせる)
・マイルストーンを細かく設定し、進捗を頻繁に確認する
・問題が発生した際の対応プランを事前に用意する

9. セキュリティとデータ保護

クラウドベースのシステムであるSalesforceのセキュリティに不安を感じる企業も多いでしょう。

よくある失敗事例:
セキュリティ設定が不適切で、データ漏洩のリスクが高まる。

アクセス権限の設定ミスや、セキュリティポリシーの不備により、機密情報が意図せず社内外に公開されてしまうリスクがあります。これは、顧客信頼の喪失や法的問題につながる可能性があります。

解決策

・Salesforceのセキュリティ機能を十分に理解し、適切に設定する
・社内のセキュリティポリシーを見直し、必要に応じて強化する
・定期的なセキュリティ監査を実施する

10. カスタマーサポートとパートナー選定

導入後のサポート体制や、適切なパートナー企業の選定に悩む企業も少なくありません。

よくある失敗事例:
導入支援会社の経験不足により、プロジェクトが失敗する。

Salesforceの各製品には複雑な側面があり、経験の浅い支援会社は特定の業務処理や外部システムとの連携スキルに欠けることがあります。これにより、プロジェクトの遅延や品質低下、さらには失敗につながるケースがあります。

解決策

・Salesforceの公式サポートプランを十分に理解する
・複数のパートナー企業を比較検討し、自社に最適な企業を選ぶ
・長期的なサポート体制を構築する

11. 長期運用計画

Salesforceの導入は長期的な取り組みです。将来的な拡張や更新をどのように計画するかが課題となります。


よくある失敗事例:
将来的な拡張性を考慮せず、数年後に大規模な再構築が必要になる。

短期的な視点のみで導入を進めた結果、ビジネスの成長や変化に対応できないシステムになってしまうケースがあります。これにより、数年後に再度大規模な投資が必要になり、コストと労力の無駄が生じます。

解決策

・3-5年先を見据えた長期運用計画を立てる
・定期的な見直しと改善のサイクルを確立する
・Salesforceの新機能や更新情報を常にキャッチアップする

12. まとめ

これらの課題に適切に対処することで、Salesforceの導入を成功に導き、ビジネスの大きな変革を実現することができます。専門家のサポートを受けながら、計画的かつ段階的に導入を進めることをお勧めします。

10. ご相談はいつでもどうぞ

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