Salesforceの導入は、企業のビジネスプロセスを大きく改善する可能性を秘めていますが、同時に多くの課題も伴います。ここでは、Salesforce導入時によく直面する10の悩みとその解決策を紹介します。
多くの企業が、明確な目的や目標を設定せずにSalesforceを導入しています。これは、投資効果を最大化する上で大きな障害となります。
目標が抽象的すぎると、現場レベルでの行動指針が不明確になります。例えば、「新規顧客獲得数を20%増加させる」といった具体的な数値目標がないため、Salesforceの活用方法が曖昧になり、結果として効果測定ができない状況に陥ります。
・具体的かつ測定可能な目標を設定する(例:営業生産性を20%向上させる)
・短期・中期・長期の目標を分けて設定する
・全社的な合意を得るためのワークショップを開催する
Salesforceには多くのエディションやアドオンがあり、どの機能を選択し、どこまでカスタマイズするかの判断に悩むケースが多いです。
例えば、日報機能を標準の活動機能ではなく、カスタム開発してしまうケースがあります。これにより、データの活用が困難になり、本来の機能の利点を失ってしまいます。
・現在の業務プロセスを詳細に分析し、必要な機能を洗い出す
・段階的な導入計画を立て、コアとなる機能から始める
・Salesforceのパートナー企業に相談し、最適なソリューションを選定する
Salesforceの導入には相応のコストがかかります。その投資に見合うリターンが得られるか不安を感じる企業も多いでしょう。
初期導入コストだけでなく、継続的な運用コストやカスタマイズコストを見落とすケースが多いです。結果として、予算オーバーや期待したROIが得られず、プロジェクトの中断につながることがあります。
・詳細なコスト分析とROI予測を行う
・段階的な導入により、初期投資を抑える
・成功事例を参考に、自社での効果予測を立てる
新しいシステムの導入は、現場の従業員に追加の負担をかける可能性があります。また、活用が定着しないリスクもあります。
トレーニングが不十分だったり、現場のメリットが明確でないため、従来の方法(Excelや紙ベース)との二重管理が発生し、業務負荷が増加してしまうケースがあります。
・ユーザーフレンドリーなインターフェースを設計する
・段階的なトレーニングプログラムを実施する
・活用度合いをKPIとして設定し、定期的にモニタリングする
既存のシステムとSalesforceをどのように連携させるかは、多くの企業にとって大きな課題です。
データ移行の課題や互換性の問題により、予定外の開発コストが発生したり、連携が不完全なまま運用を開始してしまい、データの不整合が生じるケースがあります。
・連携が必要なシステムを洗い出し、優先順位をつける
・APIを活用した効率的な連携方法を検討する
・必要に応じて、専門のインテグレーションツールを活用する
既存データの移行と、その品質管理は多くの企業が苦心するポイントです。
重複レコードや古い情報、一貫性のないデータ入力により、CRMシステム全体の機能不全に陥る可能性があります。これにより、正確な顧客分析や効果的なマーケティング施策の実施が困難になります。
・データクレンジングを徹底的に行う
・段階的なデータ移行計画を立てる
・データガバナンスポリシーを策定し、継続的な品質管理を行う
大規模なシステム導入プロジェクトでは、スケジュールの遅延がつきものです。
急いで導入しようとするあまり、要件定義や設計が不十分なまま開発に着手し、後から大幅な修正が必要になるケースがあります。これにより、プロジェクト全体の遅延や予算超過が発生します。
・現実的なスケジュールを立てる(余裕を持たせる)
・マイルストーンを細かく設定し、進捗を頻繁に確認する
・問題が発生した際の対応プランを事前に用意する
クラウドベースのシステムであるSalesforceのセキュリティに不安を感じる企業も多いでしょう。
アクセス権限の設定ミスや、セキュリティポリシーの不備により、機密情報が意図せず社内外に公開されてしまうリスクがあります。これは、顧客信頼の喪失や法的問題につながる可能性があります。
・Salesforceのセキュリティ機能を十分に理解し、適切に設定する
・社内のセキュリティポリシーを見直し、必要に応じて強化する
・定期的なセキュリティ監査を実施する
導入後のサポート体制や、適切なパートナー企業の選定に悩む企業も少なくありません。
Salesforceの各製品には複雑な側面があり、経験の浅い支援会社は特定の業務処理や外部システムとの連携スキルに欠けることがあります。これにより、プロジェクトの遅延や品質低下、さらには失敗につながるケースがあります。
・Salesforceの公式サポートプランを十分に理解する
・複数のパートナー企業を比較検討し、自社に最適な企業を選ぶ
・長期的なサポート体制を構築する
Salesforceの導入は長期的な取り組みです。将来的な拡張や更新をどのように計画するかが課題となります。
短期的な視点のみで導入を進めた結果、ビジネスの成長や変化に対応できないシステムになってしまうケースがあります。これにより、数年後に再度大規模な投資が必要になり、コストと労力の無駄が生じます。
・3-5年先を見据えた長期運用計画を立てる
・定期的な見直しと改善のサイクルを確立する
・Salesforceの新機能や更新情報を常にキャッチアップする
これらの課題に適切に対処することで、Salesforceの導入を成功に導き、ビジネスの大きな変革を実現することができます。専門家のサポートを受けながら、計画的かつ段階的に導入を進めることをお勧めします。
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