MEOとは?

1. MEO(Map Engine Optimization)とは?

MEOとは、地図検索エンジンの最適化を指す言葉で、特にGoogleマップなどの地図サービスでのビジネスの視認性を高めるための手法を指します。「ローカルSEO」とも呼ばれ、これにより、ユーザーが地図上で店舗や拠点を検索した際に、上位に表示される確率が上がります。昨今、店舗や拠点にお客様を呼ぶことがビジネス上重要な業態であれば必須レベルの重要な施策となっていて、特にGoogle検索結果に表示される地図上に表示される3件を「ローカルパック」と呼び、ここに表示されるようになれば集客に有利となり、売上に大きなインパクトを与えることができます。

早速蛇足ですが、本場の米国ではMEOとは言わず、あくまでSEOの一環ということで、ローカルSEOといいます。当社は本場米国のローカルSEOの第一人者であるYext社のオフィシャルパートナーですので、米国の情報なども発信していければと考えています。


ローカルパック画像-1

※ローカルパックイメージ(左:PCブラウザ、右:スマホブラウザ)

 

2. MEOが必要な理由

2-1. 店舗や拠点ビジネスにおけるMEOの重要性

スマートフォンや地図サービスの精度向上と普及によって地図サービスを利用するユーザーは増加傾向にあり、特に移動中や外出先での検索が多いため、地図上でのビジネスの視認性は非常に重要です。また、特に飲食店においては2022年8月の消費者調査によって、これまで消費者が飲食店を選ぶ時に最も使われていたグルメサイトよりもGoogleマップの検索結果を重要視する消費者の数が上回ったことがわかり、店舗や拠点ビジネスにおいてはMEOがますます重要になってきています。

2-2. SEOとの違い

SEOはウェブサイトの検索エンジン最適化を指し、MEOは地図検索エンジンの最適化を指します。地図上での検索は位置情報を基にした検索が主となるため、SEOとは異なるアプローチが求められます。Googleが情報を取得してデータを蓄積しておくデータベースもSEOとMEOとでは異なるため、店舗や拠点ビジネスを運営されている企業においてはMEO個別の最適化のアクションが求められます。具体的にGoogleがMEOをどのように評価しているのかは次項にてご説明いたします。

 

3. Googleが公開している3つのMEO評価基準

3-1. 検索キーワードと検索結果の店舗や拠点との関連性

ユーザーが入力したキーワードと、店舗や拠点の情報がどれだけ関連しているかが評価されます。ユーザーが入力する検索キーワードは、デジタルネイティブの増加を背景に年々多様化しています。色々なニーズに応える、すなわち検索キーワードにヒットさせていくためにはユーザーのニーズを捉えた多くのデータを体系立てて登録しておく必要があります。

3-2. 検索者の位置から検索結果の店舗や拠点までの距離

ユーザーの現在位置からの距離も考慮され、近い場所の店舗や拠点が優先的に表示されることが多いです。この点については店舗や拠点の位置を変えることはできないため、なかなか企業側でコントロールすることが難しいですが、考慮しておく必要があります。

3-3. 検索結果の店舗や拠点の視認性(知名度)

店舗や拠点の知名度や評価、口コミの数なども評価基準として考慮されます。ここは複雑な評価指標になっており、Googleビジネスプロフィール以外のメジャーなSNSや地図サービス等にどれだけ多く、正しい情報を表示させられているかによって知名度やデータの正確性を評価する「サイテーション」やその企業のWebサイトのSEO対策、なかなか対策が難しいですがブランド力なども関わっているとされています。

 

Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法 - Google ビジネス プロフィール ヘルプ-1

※Googleビジネスプロフィールヘルプ

 

4. MEOの評価を高める具体的な施策

4-1. Googleビジネスプロフィールの登録とオーナー申請

まずはGoogleビジネスプロフィールに登録する必要があります。ビジネスの情報を正確に登録し、オーナーとして認証を受けることで、信頼性が向上します。Google MAPサービスのデータベースに直接情報を送信するために必要不可欠なアクションです。

4-2. カテゴリや店舗・拠点の基本情報の設定とその他の登録情報の最適化

適切なカテゴリの選択や、営業時間、連絡先などの情報を正確に設定することが重要です。業界や業態によって非常に細かく選択するカテゴリが分かれています。このカテゴリもユーザーの検索キーワードに対応していくためには大変重要な要素になってくるため正しいものを選択し、サブカテゴリなども設定しておく必要があります。また、カテゴリによって登録できるデータの項目が変わりますので、この点も確実にカテゴリを選んでおく必要がある大きな理由になります。

4-3. 写真や動画の充実と定期的な更新

店舗や拠点の魅力を伝える写真や動画を多く掲載し、定期的に更新することで新鮮さを保ちます。写真や動画の裏側に代替テキストという文字を登録することで検索キーワードへの対応を強化することも重要です。また、写真や動画を頻繁に挙げることで、インプレッション(検索結果としてユーザーの目に触れるところに表示されること)だけでなく、実際にそのデータを見たユーザーが実際に店舗にいってみよう、予約してみようというアクションを取るために重要な判断基準位なるとも言われています。店舗の内外観、スタッフ、商品やサービスなどユーザーを惹きつける画像を定期的に更新していくことが重要です。

センチュリー21渋谷 - Google 検索 コメ兵 渋谷 - Google 検索

※Googleビジネスプロフィール例

4-4. 定期的な最新情報の投稿

セール情報やイベント情報など、最新の情報を定期的に投稿することで、ユーザーの関心を引きつけます。またGoogleは頻繁に情報が更新・投稿されている「新鮮さ」も評価基準として持っています。全く更新されていない古いデータは信ぴょう性や正確性が疑わしいため評価を下げるため、定期的に、ヒットさせてキーワードを含んだ投稿を行っていくことが重要です。

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※Googleビジネスプロフィール例

4-5. 口コミ件数を増やし評点を高める

良いサービスを提供し、顧客に口コミの投稿を促すことで、評価を高めることができます。非常に重要な前提となりますが、Googleは「消費者にとって便益の高い情報を提供すること」を再重要視しています。Googleが便利でなくなってしまったり、間違った情報を提供することでメディアとしての価値が下がってしまうことでユーザーが減ってしまうと何が起こるか。Googleの世界最強の広告収入モデルが崩れてしまいます。この前提のもと、現代の消費者にとって口コミというのはアクションを決定づける最も重要な要素の一つとなっています。前述もしましたが、2022年の8月のとある企業の消費者調査では、飲食店の選定においてはこれまでは最上位の選定方法であったメジャーなグルメサイトサービスよりもGoogleマップの口コミ情報を最重要視するようになった、このランキングが大きく変動した、とあります。とあるメジャーグルメサイトでは店舗側が高い料金を支払うことで評点を高めるというサービスを提供してしまっていたことが明るみに出て消費者の信用を失ってしまったことが最も大きな要因になっています。一方でGoogleはそういった情報の操作はもちろん行わず、純粋にユーザーの評価のみを集計し評点を出していることが消費者に評価され、グルメ領域においては最重要の情報源としての地位を確立することができたわけです。以上のような背景からGoogleは口コミを非常に重要視しており、口コミがたくさんついていること、評点が高いことで評価を高めることができるため、企業側は提供されるサービスの品質を向上させ、高い評点を多く集めるための取り組みが不可欠になっています。

クチコミ例

※上位表示される店舗は口コミが50以上

4-6. 口コミへの全件の返信

口コミへの返信は、ビジネスの信頼性を高めるために非常に重要です。特に、ネガティブな口コミへの適切な対応は必須です。消費者はネガティブな口コミに対する企業側の対応を非常に重要視しています。あなた自身の日常生活で考えてみてください。良い評点の口コミにだけお礼の返答をし、低い評点のネガティブな口コミがほったらかしにされていた場合、その店舗やサービスを利用したいとは思わないはずです。ネガティブな口コミに対しても真摯に対応されることがとても重要です。また、全ての口コミに対して返答の対応することが重要である理由は他にもあります。それは、返答がつくと口コミが増える、ということです。これが意味するところは、口コミが増えるとGoogleの評価が高まりこと、また、真っ当なサービスを提供できている企業においてはネガティブな口コミはほんの一握りになるため、口コミの数が増えればネガティブな口コミの比率が下がり、自然と評点が高まり、これもまたGoogleの評価を高めることにつながるというところにあります。また、もう一つこれは口コミの運用に力を入れられているとある日用雑貨店を多数展開している企業の担当者様のお言葉ですが、「口コミは店舗の外でお客様とコミュニケーションをとることができる重要なチャネルである」ということです。店舗の外でも良いサービス・対応を提供することでエンゲージメントを高め、リピート利用の向上に繋げられること、またその対応の様をGoogle上で目にした消費者を、新たな顧客として獲得できる可能性があることを考えるとその重要性に疑いは持てず、企業が今取り組むべき最優先課題の一つと位置付けるべきと言えます。

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4-7. 公式Webサイト、店舗・拠点ページのSEO対策強化

公式サイトのSEO対策を強化することで、MEOの評価も向上します。先述した通り、Googleは消費者に対して便益の高い情報を提供することを重要視しています。これは情報の信頼性の高さ、正確性というだけの意味ではなく、実際に消費者がアクションを取った先で良いサービスを受けられたのか、といったところまでをカバーする考え方です。「Googleが出してきたから利用してみたらあまりだったな」と消費者が思ってしまうとGoogleの価値が下がり、利用者離れにつながってしまう可能性があります。そのためGoogleはSEOの評価が高いドメインを信頼の証として評価基準に加えています。SEOにはそのドメインへのアクセスの多さ、認知度や知名度、専門性の高さなど非常に多くの評価基準を定めています。ここで評価を高めることができればGoogleも安心して上位表示させる、という考え方になります。 

 

5. まとめ

MEOは、現代の店舗・拠点ビジネスにおいて無視できない重要な要素となっています。地図上での視認性を高めることで、新しい顧客の獲得や売上向上に繋がる可能性があります。裏を返せば、これだけ重要な施策を実施していなかったり、深く考えずに浅く取り組んでいたり、効果の薄い施策を実施してしまっているとあっという間に競合の店舗に評価を抜かれてしまい、自社の店舗や拠点が全くインプレッションされず、Google経由での新たな顧客獲得ができなくなってしまうということです。上記のような正しい知識をベースに効率的な施策を取り入れ、是非実施していきましょう。

 

6. ご相談はいつでもどうぞ

当社では大手企業様から中堅中小企業様まで幅広くMEO対策をご支援させていただいております。ツールの導入・運用サポート、登録データの作成・更新サポートまで含めてワンストップでのご対応が可能ですので、いつでもお気軽にご相談ください。

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参考

https://onecompath.com/news/notice/10933/

https://whitespark.ca/local-search-ranking-factors/#intro

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Koji Kubota

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